フランスへの配送

皆さん、フランスへの配送で関税が送り主支払いとなり配送会社から関税を請求されたことはありませんか。
2024年6月下旬にフランスへカメラを送ったのですが、10月初めに関税を支払って欲しいとの手紙が届きました。
これはおかしな話です。送付した際にはインボイスには関税等諸費用は「受取人」支払いに設定したのですから。
ヤマト運輸の国際宅配サービスを利用したのです。おかしいと思って、払いだした某営業所に手紙を持って、問い合わせたのですが、その営業所のスタッフ曰く「フランスでは関税職員の裁量で関税の支払いを送り主に変更することができる」との回答で、特におかしくはないとのことでした。
しかし、このような国際宅配便は関税は基本的には受取人払いなので納得しかねました。それで、国際宅配便のサービスセンターに電話したら「払わなくてもいいのではないか」との回答を得ました。これから某営業所に通知すると思います。
しかし、気持ち悪い話なので、この場でも確認したく投稿させていただきました。おかしな点は他にもあって、6300円のカメラに対して4200円もの関税がリクエストされてます。
フランスは関税が送り主支払いの上に、関税率が70%と高額なのでしょうか?
これまでフランスへのヤマトの国際宅配便を使って四回ほどカメラを送ったことがありますが、関税をリクエストされたことはありません。おそらくスタッフ側、キャリア側の手違いやミスだと思うのですが。
皆さんはフランスは配送除外国設定してますか?

先ず最初にヤマトの国際宅配便で書かれている注意事項を確認する必要があります。

フランス共和国

  • お届け先さまに関税等諸費用をお支払いいただけなかった場合は、ご依頼主さまのご負担となります。

https://date.kuronekoyamato.co.jp/date/KokusaiTakkyubin?ACTID=J_RKWTJS0020&SEARCH_ID=01&LAND_CD=FR

このように書かれていますので、受取人が支払いを拒否した場合、出荷人が支払う必要があります。
請求は特におかしいものではなく、同様の状況の場合、Fedexでも出荷人に請求されることがあります。
また、これはフランスだけではなく、アメリカでも発生します。

次に金額的に見てIOSSでの対象かと思われます。
IOSSナンバーが正しく入力されているかが問題となります。
入力されていなければ二重請求となりますので、受取人が支払い拒否をしても不思議なことではありません。
入力されているようであれば通関でミスが発生した可能性がありますので、税が発生した理由を確認する必要があります。

金額に対する税については内容を確認する必要があります。

・VAT
・通関手数料
・清算手数料

これらの費用が発生すると考えられます。

他の業者の場合、通関手数料は15ユーロ(2400円)程度と推測されます。
VATは20%(1260円)です。
ヤマトの清算手数料は1500円です。
4200円であれば計算的に間違っていません。
VAT、関税はパーセンテージ、日本での清算手数料は固定、通関手数料は固定で為替で変動となります。
また、他のクーリエの場合、税と手数料の合計をサービス費用として、そこに現地でのVATが発生するので部分的に変動となります。

現地で税が発生したことについては、現地もしくは出荷時のミス、あるいは税関判断となります。
税等が発生した後の請求については問題なしとなります。

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丁寧な回答ありがとうございました。ヤマトの営業所の手違いではなく、受取人が支払い拒否したのですね。カラクリがわかって安心しました。また、請求額の内訳も解説してもらい助かりました。
そして、今回のような高い関税の支払いトラブルを回避するため、セラーの皆さんはどのような対策をしているのでしょうか、また、このような関税支払い拒否は買い手の不心得や身勝手と解釈してもいいのですか